北堀江LA皮膚科クリニック -皮膚科・美容皮膚科-

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思春期ニキビと大人ニキビはどう違う?年代・性別ごとの原因とできやすい場所

  • 皮膚科

公開日

2026.4.1

更新日

2026.4.1

屋外で笑顔で抱き合う母親と娘の様子

こんにちは、北堀江LA皮膚科クリニック 院長の竹澤です。

ニキビ(医学用語:尋常性痤瘡〔じんじょうせいざそう〕)は、年齢を問わず多くの方が経験する身近な皮膚疾患のひとつです。

「ニキビは青春のシンボル」とよく言われますが、実際には10代の思春期だけに限った話ではありません。

年齢や性別によって、ニキビの「原因」や「できやすい部位」は実は大きく異なります。

今回のコラムでは、「年代」と「性別」による違いをわかりやすく解説します。

ご自身のニキビのタイプを正しく把握することが、適切なケアへの近道です。ぜひ参考にしてみてください。

ニキビの基本的な発症メカニズムなどについては、こちらをご覧ください。
▶ニキビ(尋常性痤瘡)|どんな病気?
▶【皮膚科医が解説】繰り返すニキビを防ぐ!知っておきたい原因と5つの基本ケア

🔸【年代別】思春期ニキビと大人ニキビの違い

思春期のニキビと成人以降に生じるニキビとでは、その背景にある原因が大きく異なります。

思春期ニキビ(Tゾーン)と大人ニキビ(Uゾーン)の発生部位と原因の違いを比較した図

中高生に多い「思春期ニキビ」

思春期ニキビの主な原因は、皮脂の過剰分泌です。

成長期に入ると、体内で男性ホルモン(アンドロゲン)の働きが活発になります。
※アンドロゲンは女性の体内にも存在するホルモンです。


このホルモンの影響により皮脂の分泌が増えると、過剰な皮脂は毛穴に詰まりやすくなります。この毛穴の詰まりが、ニキビの原因となるのです。

そのため思春期ニキビは、皮脂の分泌が特に多いおでこ・鼻を中心とした「Tゾーン」に集中して現れる傾向があります。

赤ニキビや黄ニキビといった炎症が強いタイプができやすいことも特徴です。


▼赤ニキビ・黄ニキビについてはこちら
ニキビ(尋常性痤瘡)|どんな病気?

20代以降の「大人ニキビ」

肌の乾燥、ストレス、睡眠不足、メイクの洗い残しなど…

20代以降に生じる大人ニキビは、原因が一つではなく、日常生活における様々な要因が絡み合っています。


あご・頬・フェイスラインといった「Uゾーン」に多く見られる点が、思春期ニキビとの大きな違いと言えるでしょう。

この部位は乾燥しやすく、肌が自己防衛のために皮脂を過剰分泌してしまうことも影響しています。

また、治りにくく同じ部位に繰り返す傾向があるのも、大人ニキビの特徴です。

🔸【性別】男性と女性のニキビの違い

ニキビができやすくなる原因には、

  • ストレス

  • 睡眠不足

  • 食生活の乱れ

  • 乾燥

など、男女で共通しているものもありますが、男女それぞれに特有の原因も存在します。

男性と女性で異なるニキビのできやすい部位と原因の違いを比較した図

男性のニキビの大きな原因は「皮脂」と「ヒゲ剃り」

男性の肌は、女性に比べて皮脂分泌量が多く、もともとニキビができやすい環境にあります。

そしてもうひとつ、見落とされがちなリスクとなるのが、毎日の「ヒゲ剃り」です。

ヒゲ剃りの際には、カミソリによる肌表面の小さな傷や、電気シェーバーによる摩擦・熱刺激が起こりやすくなります。

これらが肌のバリア機能(外部刺激や細菌から肌を守る働き)を低下させてしまい、細菌が侵入しやすい状態となることで、毛穴の炎症=ニキビを引き起こす一因となります。


男性の場合、ヒゲ剃り後や入浴後に化粧水などで十分に保湿を行い、肌のバリア機能を維持することを心がけましょう。

また、ヒゲ剃りの回数を減らし肌への負担を軽減するために「ヒゲ脱毛」を検討してみるのもおすすめです。

▶当院のヒゲ脱毛(医療脱毛)についてくわしくはこちら

女性のニキビは「ホルモンバランス」と「メイク」がカギ

女性に特有な原因のひとつとして、月経周期にともなうホルモンバランスの変動があります。

月経前には「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌が増加します。このホルモンには皮脂の分泌を促進する働きがあると考えられています。

「月経前になると、ニキビができやすい」と感じていらっしゃる方は、こうしたホルモンの影響が考えられます。


また、

  • ファンデーションなどのメイクによって毛穴が塞がれること

  • クレンジング時の過度な摩擦が毛穴周囲の角質を肥厚させること

などもニキビの誘因となります。


月経前は無理のない生活リズムを心がけ、摩擦を最小限に抑えた丁寧なメイク落としを習慣にすることが大切です。

「ノンコメドジェニック」などのニキビになりにくい化粧品やスキンケア製品を検討するのも良いでしょう。

🔸自己流ケアには要注意

ここまで解説してきたように、ニキビの原因は人によって異なり、一概に「これが正解」と言うことができません。

友人におすすめされた、人気のあるスキンケアアイテムが、ご自身の肌質や原因には合わないケースも十分あり得ます。


特に、

  • ニキビを無理に潰す

  • 洗顔をしすぎる

  • ゴシゴシと強くこする

などのケアは、かえってニキビを悪化させるリスクがあるとされています。


ニキビの温床となる「毛穴の奥の詰まり」は、洗顔だけで完全に除去することは難しいため、医学的な視点に基づいた対応が重要です。

▶ニキビを防ぐ生活習慣|やりがちなNGと正しい予防法まとめ

🔸ニキビは早めの受診が大切。痕になる前にできること

年齢や性別によってニキビの原因や好発部位は異なりますが、すべての方に共通する重要なポイントがあります。


それは、ニキビを放置すると「ニキビ痕」として残るリスクが高まるということです。


ニキビ痕は傷痕と同じで、一度できてしまうと長期間にわたって残ることがあります。



「ニキビくらいで受診してもいいのかな」と迷われる方も多いかもしれません。

しかし、痕を残さないためには、症状が軽いうちに早めに皮膚科で相談されることをおすすめします。



北堀江LA皮膚科クリニックでは、患者さんのニキビの状態に応じた診察・治療を行い、日々のスキンケアや生活習慣についてのアドバイスも行っております。

ニキビについてご不安なことやご相談されたいことがあれば、お気軽にご来院ください。



次回のコラムでは、「治りにくい『ニキビ痕』をいかに防ぐか」について、詳しく解説します。ぜひご覧ください。


【参考文献】
[1] 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン策定委員会他. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023, 日本皮膚科学会雑誌. 2023; 133(3): 407-450.
[2] 日本皮膚科学会: 皮膚科Q&A にきび
[3] 日本痤瘡研究会: ニキビQ&A

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