北堀江LA皮膚科クリニック -皮膚科・美容皮膚科-

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【皮膚科医が解説】繰り返すニキビを防ぐ!知っておきたい原因と5つの基本ケア

  • 皮膚科

公開日

2025.9.30

更新日

2026.1.3

清潔なタオルで顔を優しく拭く、健康的な素肌の女性

こんにちは、北堀江LA皮膚科クリニック 院長の竹澤です。

このコラムでは、皮膚科医の視点から”お肌のお悩みに役立つ情報”や”肌を健やかに保つためのちょっとしたアドバイス”などをお届けしたいと思っています。

気軽に読んでいただけるとうれしいです。

第1回のテーマは「ニキビケア」です。

ニキビは私たちの身近にある肌悩みのひとつ。誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

そこで今回は、ニキビに悩むすべての方にとって基本となる「ニキビケアの方法」についてご紹介します。

  • ニキビができるメカニズムと3つの原因

  • 自宅でできる正しいニキビケア

についてわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ普段のケアの参考にしていただけると幸いです。

尋常性痤瘡については、下記もぜひ参考にしてください。
▶ニキビ(尋常性痤瘡)|どんな病気?

🔸なぜニキビはできるのか?主な3つの原因

一時的な肌トラブルと思われがちなニキビですが、実は慢性的な毛穴の病気です。

医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれ、皮膚科では保険診療で治療を受けることができます。

ニキビの原因には「皮脂」「毛穴のつまり」「アクネ菌」があります。

これらは単体ではニキビにはなりませんが、それぞれの要素が重なり合ったときにニキビへと進行していきます。

皮脂の分泌、毛穴のつまり、アクネ菌の3つの要因が重なり合うことでニキビが発生することを示すベン図。中央にニキビのイラスト入り

ニキビは身近な肌トラブルがゆえに、”そのうち治るだろう”と放置されがちです。
しかし、炎症が強くなると

  • 赤み

  • デコボコ

  • 色素沈着


といった“ニキビ痕”として肌に残ってしまうことがあります。

いったんニキビ痕を残してしまうと、元の肌の状態に戻すのにはとても時間がかかります。そのため、ニキビの改善には、この3つの原因にしっかりアプローチして、早めのケアを行うことが大切です。

近年、保険診療で使用できるニキビ治療薬も増えています。

一方で、治療薬だけでニキビの改善ができるかと言うとそうではありません。その治療効果を十分に発揮するためにも、ご自宅で行うニキビケアや生活習慣の見直しがとても重要になってきます。

では、どんなケアを意識すればよいのでしょうか。具体的な方法を順番にご紹介しますね。

🔸悪化を防ぐ!自宅でできる5つの基本ケア

自宅での正しいケアは、ニキビの悪化を防ぎ、ニキビのできにくい肌作りにつながります。

基本のポイントは次の5つです。

  1. 朝・晩の洗顔

  2. 保湿ケア

  3. ニキビを悪化させにくい化粧品選び

  4. 紫外線対策

  5. ニキビを自分で潰さない

①朝・晩のやさしい洗顔

ニキビ予防の基本となる洗顔を連想させる清潔な洗面台の写真。石けんやハンドソープが整然と置かれている

洗顔は余分な皮脂や汚れを除去するために大切で、「朝と夜の1日2回」が基本となります。

つい何度も洗いたくなるかもしれませんが、1日5回以上もゴシゴシすることは避けましょう。

頻繁な洗顔は逆に乾燥や肌トラブルにつながります。

泡でやさしくなでるように洗うのがポイントです。

②乾燥は大敵!保湿ケア

乾燥やニキビ予防のために、スキンケア用クリームを手に取り保湿を行う様子

保湿剤に直接ニキビを治す力はありません。けれども、乾燥を防ぐことは肌の回復を助けることにつながります。

乾燥を防ぐと毛穴がつまりにくくなり、治療薬の刺激も和らげてくれるからです。毎日の保湿は“肌を守る土台作り”と考えてみてください。

③ニキビを悪化させにくい化粧品選び

ニキビを悪化させにくいノンコメドジェニック化粧品のイメージ写真。白い容器に入ったスキンケア製品が並んでいる

ニキビを悪化させにくい化粧品やスキンケア製品に”ノンコメドジェニック”というものがあります。

これらの製品は、「コメド」(※1)が発生しにくいように設計されています(※2)。

ニキビを悪化させないために「ノンコメドジェニック」または「コメドジェニック試験済」と記載されている製品を選ぶとよいでしょう。

また、油分が多すぎないもの・洗顔料で簡単に落とせるものを選ぶと、毛穴づまりや肌への負担の軽減につながります。

※1 コメド:毛穴の出口がふさがれ、中に皮脂などがたまった状態
※2 ただし、すべての人に効果を保証するものではありません。

④未来の肌を守る紫外線対策

日差しの強い屋外で日傘を使い、紫外線から肌を守る様子。皮膚の健康やニキビ・シミ予防の紫外線対策を示す写真

紫外線は肌にとって見えない刺激のひとつです。

強い日差しを浴びると肌が乾燥してバリア機能が弱まり、毛穴がつまったり炎症が悪化したりしてニキビがひどくなることがあります。
また、炎症がある部分に紫外線が当たると、茶色っぽい痕(色素沈着)が残りやすくなることも。

「今の肌を守るため」「将来に痕を残さないため」にも、日焼け止めや日傘・帽子などでやさしく肌を守ることが大切です。

⑤ニキビは「触らない・潰さない」が鉄則

『DON'T TOUCH(触らない)』と手のマークで示された注意サイン。ニキビや皮膚トラブルを悪化させないために、肌を触らないことの重要性を表す画像

ニキビがあると触りたくなる気持ちは分かりますが、そこは我慢しましょう。

ニキビを自分で潰すとさらに毛穴がつまりやすくなったり、ニキビ痕が残りやすくなったりします。

ニキビは「触らない・潰さない」が鉄則です。

どうしても気になる場合は、皮膚科で専門的に処置ができますので、お気軽にご相談ください。

🔸「ニキビになりにくい肌」へ。皮膚科で一緒に始めませんか?

ニキビがあると、鏡を見るたびに落ち込んでしまうこともありますよね。
「人に見られたくない」「どうして自分だけ…」と悩んでいる方も少なくありません。

なんとかしたいという思いから、SNSの情報をもとに様々な市販薬や化粧品などを試している…

そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ニキビケアで大切なのは、洗顔や保湿、スキンケアの選び方など基本の積み重ねです。

シンプルなことですが、この積み重ねが肌を整える土台になります。

ただし、これらはあくまで悪化を防ぐケアであり、完全に治すには治療との組み合わせが必要です。

ニキビは良くなるまでに時間がかかります。

「早く治したい」「痕を残したくない」「繰り返すのがつらい」ーーーそう思ったときは、ぜひ皮膚科での相談を検討してみてください。

💭でも、ニキビくらいで病院に行ったら大げさと思われないかな…

そんな声が聞こえてきそうですが、心配いりません。

なぜなら、ニキビはきちんとした治療が大切な”皮膚の病気”だからです。

たとえ軽いニキビに見えても、炎症がひどくなると痕が残ってしまうことがあります。そうなる前にどうぞ皮膚科を頼ってください。


北堀江LA皮膚科クリニックでは「今あるニキビの改善」だけでなく、「ニキビになりにくい肌作り」の両方を大切にしています。


患者さん一人ひとりの肌の状態やライフスタイルに合わせた治療とアドバイスを行っておりますので、どんな些細な不安やお悩みでも、ぜひお気軽にご相談ください。

スタッフ一同で精一杯サポートいたします。

それではまた、次のコラムで。


参考文献

[1] 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン策定委員会他. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023, 日本皮膚科学会雑誌. 2023; 133(3): 407-450.
[https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/zasou2023_230820.pdf(2025年9月29日閲覧)]
[2] 日本皮膚科学会: 皮膚科Q&A [https://qa.dermatol.or.jp/qa3/index.html(2025年9月29日閲覧)]

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