北堀江LA皮膚科クリニック -皮膚科・美容皮膚科-

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背中ニキビの原因と治し方|繰り返す肌トラブルを防ぐには

  • 皮膚科

  • 美容皮膚科

公開日

2026.4.11

更新日

2026.4.11

薄着でおしゃれを楽しむ女性たちが笑顔で食事をしている様子

こんにちは、北堀江LA皮膚科クリニック 院長の竹澤です。

暖かくなると、薄着でおしゃれを楽しみたくなりますよね。 

そんなときにふと気づいてショックを受けるのが、背中のニキビ。 


しかも背中は自分では見えにくいので、

  • 気づいたときにはけっこう広がっていた…

  • どうにかしたくても、ケアもしにくいし…


と悩まれる方も少なくありません。


 今回のコラムでは、どんなケアをしたらよいのか、どうやったら治るのか、わかりやすくお話ししますね。

🔸 背中にニキビができやすい理由

実は、背中は顔の次に皮脂腺が多い部位といわれています。

しかも角層(肌のいちばん外側の層)が厚く、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が遅い傾向があるので、毛穴に皮脂や古い角質が詰まりやすいんですね。

さらに、衣類や寝具による蒸れ・摩擦によって、菌が繁殖しやすくなる環境でもあります。

また背中のブツブツのなかには、ニキビと見た目が似ている「マラセチア毛包炎」が混ざっていることも。

背中全体に赤いブツブツが広がったマラセチア毛包炎のイメージ図

マラセチア毛包炎はマラセチア菌(皮膚にいる常在カビ)が原因で起こる発疹で、通常のニキビ治療薬では改善しにくいものです。

薬を塗っているのに「なかなか改善しない」と感じたら、一度皮膚科で相談されることをおすすめします。

ニキビについてくわしくはこちらもご覧ください。
▶ニキビ(尋常性痤瘡)|どんな病気?
▶【皮膚科医が解説】繰り返すニキビを防ぐ!知っておきたい原因と5つの基本ケア

🔸 自分でできる背中ニキビのセルフケア

普段の生活のなかでも、ちょっとした工夫で予防につなげられます。

  • 洗い方はゴシゴシこすらず、泡立てた石けんでやさしく洗うのがポイント。
    シャンプーの洗い残しも毛穴を塞ぐ原因になるので、洗髪のあとに身体を洗う順番にしてみてください。


  • 入浴後は背中にも保湿を忘れずに。
    乾燥すると皮脂の過剰分泌につながることがあります。皮脂の過剰分泌はニキビを誘発するため、乾燥対策は重要です。
    「背中にクリームを塗るのは難しい…」という方もいますよね。逆さにしても使えるスプレータイプの保湿ミストや、背中に届く柄つきのローション塗布グッズなども市販されています。
    ぜひ活用してみてください。


  • 衣類・寝具は通気性のよい綿素材を選んで。
    蒸れは菌が増える原因になります。こまめに交換するだけでもだいぶ違いますよ。


  • 汗をかいたら早めに着替えましょう。
    汗をそのままにしておくと菌が繁殖しやすくなります。運動後や暑い日で、すぐにシャワーを浴びられないときは、着替えるだけでも効果的です。

🔸 皮膚科で受けられる背中ニキビの治療

セルフケアだけではなかなか改善しない…という方には、皮膚科での治療がおすすめです。

ニキビの治療は、大きく分けて「お薬(保険診療)」と「美容施術(自由診療)」の2つがあります。

塗り薬・飲み薬(保険診療)

そもそもニキビは、

  1. 古い角質が厚くなって毛穴が詰まる

  2. 詰まった毛穴の中でアクネ菌(ニキビの原因菌)が増える

  3. 炎症が起きて赤く腫れる

という流れで悪化していきます。


そのため症状に合わせて、「毛穴の詰まりを解消するお薬」と「菌や炎症を抑えるお薬」を組み合わせて治療を行うことが大切です。

皮膚科で処方される主なニキビ治療薬をまとめました。

▼主なニキビ治療薬

種類

お薬の例

どんな働き?

毛穴の詰まりを改善

アダパレン(ディフェリン®)

毛穴の出口が厚くなるのを防ぎ、詰まりを解消します

殺菌+角質ケア

過酸化ベンゾイル(ベピオ®)

アクネ菌を殺菌しつつ古い角質を除去

配合剤

エピデュオ®ゲル

アダパレンと過酸化ベンゾイルのダブル効果を1本で

配合剤

デュアック®配合ゲル

抗菌薬と過酸化ベンゾイルの配合
炎症の強い赤ニキビに向いています

抗菌薬(塗り薬)

ダラシン®T、アクアチム®など

アクネ菌を殺菌し、炎症を鎮めます

抗菌薬(飲み薬)

ドキシサイクリン(ビブラマイシン®)、ミノサイクリン(ミノマイシン®)など

炎症が広範囲・強い場合に身体の内側から菌を減らします

飲み薬は炎症が強い時期の「集中治療」として使うもので、長期間飲み続けるものではありません。
炎症が落ち着いたら塗り薬だけの治療に切り替え、「再発予防」としてニキビを繰り返さないようにする治療へとシフトしていきます。

美容施術(自由診療)

お薬に加えて、美容施術を組み合わせることでより効果的なケアが期待できます。

お薬が「ニキビを治す」ための処方であるのに対して、美容施術は「ニキビのできにくい肌に整える」ためのケア。

肌質そのものに働きかけるので、繰り返す肌トラブルを防ぎたい方におすすめです。


<ケミカルピーリング>
ケミカルピーリングは、肌に専用の薬剤を塗って古い角質をやさしく取り除く施術です。

肌の生まれ変わりを促す働きがあるため、 「①毛穴の詰まり」にアプローチするお薬と組み合わせることで、ニキビのできにくい肌を目指すことができます。

当院のケミカルピーリングについてはこちら
▶ サリチル酸マクロゴールピーリング
▶ マッサージピール(PRX-T33)

<医療脱毛>
医療脱毛は、レーザーで毛根にアプローチして産毛を処理する施術です。

「ニキビ治療に脱毛?」と意外に思われるかもしれません。
しかし産毛がなくなると毛穴が引き締まり、皮脂や汚れが溜まりにくくなります。そのため、ニキビの予防につながるケースもあるのです。

当院の医療脱毛についてはこちら
▶ 医療脱毛

🔸 背中ニキビを繰り返さないために

「何度も繰り返す」「だんだん範囲が広がってきた」と感じたら、早めに皮膚科を受診してみてくださいね。

背中ニキビは放っておくと炎症が長引き、色素沈着や凹凸のあるニキビ痕として残ってしまうことがあります。 

痕になってからの治療は時間がかかることも多いもの。

そのため「まだ大丈夫かな」と思っているうちに相談していただくのがベストです。


北堀江LA皮膚科クリニックでは、まず患者さんの肌状態をていねいに診察します。
ニキビの種類や原因を見きわめたうえで、症状に合わせた治療プランをご提案しています。 


「市販のケアを試したけど改善しない」
「ニキビなのかどうかもわからない」


——そんな段階でも大丈夫です。


ニキビはきちんとした治療が必要な皮膚の病気です。

「たかがニキビで…」「こんなことくらいで病院に行っていいのかな…」と悩んでいらっしゃる方は、お気軽にご相談ください。


▼参考文献
[1] 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン策定委員会他. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023. 日本皮膚科学会雑誌. 2023; 133(3): 407-450.
[2] 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A: ニキビ. [https://qa.dermatol.or.jp/qa3/index.html(2026年4月8日閲覧)]

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