北堀江LA皮膚科クリニック -皮膚科・美容皮膚科-

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医療もエステも同じじゃないの?|医療脱毛の仕組みを皮膚科医が解説 

  • 美容皮膚科

公開日

2026.4.22

更新日

2026.4.22

青い海を背景に麦わら帽子をかぶり、レースのトップスから腕や肩のなめらかな素肌をのぞかせて微笑む女性

こんにちは、北堀江LA皮膚科クリニック 院長の竹澤です。

夏に向けて脱毛を始めたいけど…

  • 医療とエステのどっちがいいんだろう?

  • 何を基準に選べばいいのかな?

そんなふうに迷っている方は多いのではないでしょうか。

ネットで調べると情報がたくさん出てきて、かえって混乱してしまいますよね。

この記事では、医療脱毛の仕組みとエステ脱毛との違いを、皮膚科専門医の立場からわかりやすくお伝えします。

🔸医療脱毛はどうやって毛をなくすの?

医療脱毛は、レーザーという特殊な光を使って毛を減らす治療法なのですが、 なぜレーザーで毛がなくなるのか、脱毛の仕組みから見ていきましょう。


①成長期の毛を狙ってレーザーを効かせる

突然「成長期の毛」と言われても何のことかわかりませんよね。

毛には「毛周期」という生え変わりのサイクルがあり、「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返しながら生えています。

毛周期のサイクルを示したイメージ図。成長期・退行期・休止期の3段階を繰り返す様子を図解


レーザーは、このうち成長期にある毛のみに効果を発揮し、それは全体の約15〜20%程度とされています。

過去に「照射したのに毛が生えてきた」という経験がある方は、

  • 照射時に休止期にあった毛が、その後成長期を迎えて生えてきた 

などが考えられます。

つまり、1回の施術ですべての毛にアプローチすることはできないのです。

そのため、部位によって多少の差はありますが、毛周期に合わせながら5〜10回ほど通院するのが一般的で、1〜2ヵ月ごとの間隔を目安に通われる方が多いです。

「1回で終わると思っていた」という声もよくいただきますが、しっかりと脱毛効果を得るためには、複数回の施術を受ける必要があります。

回数を重ねるごとに毛が減っていくのを実感していただけるでしょう。

②レーザーが毛を作る細胞を破壊する

医療脱毛のレーザーは、毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させます。 その熱が、毛を作る組織を破壊することで、毛の再生を抑えるのです。


▼毛根の断面図

毛の構造を示したイメージ図。毛幹・毛根・毛球の位置と、バルジ・毛母細胞・毛乳頭・毛細血管の場所を図解

ターゲットとなる組織は、

  • 毛根の根元にある毛母細胞

  • 毛根の途中にあるバルジ領域(毛の成長を指令する幹細胞が集まる「司令塔」のような部分)


です。


ただし、毛にアプローチする一方で、肌への負担も考えなければなりません。

医療脱毛では、使用するレーザーの「波長(光の種類)」によって、得意な毛質・肌質が異なります。

「肌質」とは肌の色の濃さや敏感さのことで、レーザーは黒い色素に反応する性質があるため、肌の色が濃い方には刺激が強くなりすぎることがあります。


自分の毛質や肌質に合った波長で施術できるかどうかが、効果を左右する重要なポイントです。くわしくは次のコラムでお話しします。 

▶「どこで受ければいい?」自分に合った医療脱毛クリニックの選び方

🔸医療脱毛とエステ脱毛、何が違うの?

「脱毛の仕組みはわかったけど、医療もエステも同じじゃないの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。


実は両者にはいくつかの大きな違いがあります。


▼医療脱毛とエステ脱毛の比較

比較項目

医療脱毛

エステ脱毛

使用機器

医療用レーザー(高出力:毛を作る組織を破壊できるレベル)

光脱毛・IPL等(低出力:組織を破壊しない範囲に制限)

施術者

医師・看護師

エステティシャン

目的

毛を作る組織の破壊(医療行為)

毛の成長を一時的に遅らせる

効果の持続

長期的な減毛が期待できる

施術をやめると戻りやすい

必要回数の目安

5〜10回程度

15〜20回以上

肌トラブル時の対応

医師がその場で対応

提携医院への紹介が多い

実はこの違い、法律でも定められています。

毛を作る組織を破壊するレベルの高出力レーザーは、医療行為として医療機関でのみ使用が認められており、エステでは扱えないことになっています。

そのため、両者は「同じように見えて、そもそも行える施術の範囲が異なる」というのが実情です。


最近では「〇〇Beauty Clinic」「〇〇Labo」のように、施設名だけではエステかクリニックか判断しにくいこともあります。

迷ったときはホームページで確認するか、直接問い合わせてみましょう。



🔸脱毛は「毛をなくす」だけじゃない

医療脱毛は「ムダ毛をなくすための美容施術」というイメージが強いかもしれません。 でも皮膚科専門医の立場から見ると、もう少し広い意味があると感じています。

多くの方が毎日のようにカミソリや毛抜きで自己処理をしています。

実はこの自己処理の繰り返しが、肌へのダメージを少しずつ蓄積させていることがあります。

  • 埋没毛(毛が皮膚の内側に埋まってしまう状態) 

  • 毛嚢炎(毛穴に細菌が入り炎症を起こすこと) 

  • 色素沈着(肌が黒ずんだり茶色くなったりする状態)

——こうした肌トラブルは、自己処理が一因となることが少なくありません。

医療脱毛によって自己処理をしなくてよくなるということは、これらのトラブルを「予防する」側面もあると言えるでしょう。


実際に「自己処理をやめてから肌が落ち着いてきた」というお声を診察室でしばしば聞くことも。

脱毛は「毛をなくす選択」であると同時に、「肌を守る選択」でもあると私は考えています。 



🔸まとめ|脱毛を始める前に知っておきたいこと

医療脱毛とエステ脱毛は、使用する機器も仕組みも根本から異なります。

脱毛で大切なのは、

  • どこを脱毛したいのか

  • その部位の毛質に合った波長で施術できるか

ということです。

どうせ通うなら回数は少ない方がいいですし、なるべく早く効果を感じられた方がよいですよね。

そのためにも、それぞれの違いを知り、自分に合った選択をしていきましょう。


とは言っても、実際には、 

「どこで施術を受ければいいの?」
「波長が大事なのはわかったけど、結局自分では何を選べばいいのかよくわからない」

と迷われる方も多いと思います。

迷われている方は、ぜひ北堀江LA皮膚科クリニックにお越しください。

当院では、毛質や肌質に合った波長の施術をそれぞれご用意しています。

肌の状態をていねいに診察したうえで、最適なプランがご提案できると思いますよ。


次回のコラムでは、部位ごとの毛質の違いや、自分に合ったレーザーの選び方についてくわしくお話しします。

▶「どこで受ければいい?」自分に合った医療脱毛クリニックの選び方





それではまた、次のコラムで。

▶当院の医療脱毛についてはこちら





【参考文献】
[1] 日本皮膚科学会: 美容医療診療指針. [https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/biyo2v.pdf(閲覧日:2026年4月15日)]
[2] Vaidya T, et al.: Laser Hair Removal. StatPearls. 2023.



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